即日融資キャッシングは審査が甘いのでしょうか?

キャッシングやカードローンでは、「最短30分審査」や「最短40分でカード発行」などといったスピード審査・融資が行われていますが、そうした即日融資キャッシングというのは他のキャッシングやカードローンと比べて審査が甘いのでしょうか?

 

審査が早いのはコンピューターによる自動審査だから

あまりに審査が早いため、きちんと審査をしていないのでは…?などと思ってしまう方がいらっしゃるようですが、このような審査の早さというのはコンピューターによる自動審査を行っているためです。

 

キャッシング会社ではこれまでの膨大な利用者データから、どういった人物がきちんと返済をしてくれていたか、どういった人物が返済できなかったかといった傾向がわかります。申し込みの際には申し込みフォームに勤務先や年収、勤続年数や居住年数など様々な情報を入力すると思いますが、これをこのデータをもとに点数化して融資の可否や限度額を決定していくのです。

 

個人信用情報機関に共有化されている信用情報

また、審査では年収や勤続年数といった属性を見るだけではありません。
銀行やクレジット会社、消費者金融などの利用履歴である信用情報は実は属性よりも重要な審査項目です。

 

以前は、誰がどこでどのくらいお金を借りていたかといった情報はわからない状態で金融機関はお金を貸していました。そこで審査の精度を上げるため、信用情報を共有する個人信用情報機関を作ったのです。キャッシング審査の際には必ずこの信用情報の確認をするのですが、照会すればすぐにわかるようになっています。

 

個人信用情報機関は現在3つの機関があり、すべての情報を共有しているわけではありませんが、本人申告情報や事故情報、延滞をしたり債務整理をしたりといった情報は共有化されています。

 

熾烈な顧客獲得競争

キャッシングを利用する方の多くは、融資を急いでいる方です。
そのため、スピード融資をアピールすることでより多くの顧客を集めることができます。

 

特に消費者金融は総量規制の導入や低金利な銀行カードローンによりビジネスチャンスが狭くなり、また過払い金請求により経営が厳しくなっています。審査が早い、すぐにお金を借りられるということをアピールすることで顧客の囲い込みをしたいという考えがあるのです。

 

このように、即日融資キャッシングの審査はきちんと理由があってその早さになっています。ただしなかには違法な業者で「審査なし」「ブラック即日」などをアピールしているところもありますから、絶対に利用してしまわないよう、注意してください。